「TAKEO」という企業はご存知でしょうか。
昆虫食がお好きな方であれば一度は耳にしたことがあるかもしれません。
本記事では食用コオロギなどのSDGsに取り組んでいる「TAKEO」の事業内容や商品の紹介、コオロギのメリットについても説明していきます。
次世代フードや昆虫食に興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
昆虫食専門店「TAKEO」とは
昆虫食専門店の「TAKEO」はSDGsを目標にしており、環境だけでなく人や虫にも優しい食を目指している企業。
「昆虫食品開発・製造」「販売・店舗運営」「研究開発」と事業内容も多岐に渡ります。
野菜や魚、肉と同じように昆虫が食として楽しまれる、豊かな食卓を目標としており、昆虫食の製造だけではなく昆虫生産にも力を入れています。
そんなTAKEOは東京の浅草にお店を構えており、手軽に昆虫食をいただくこともできるのだとか。
2014年に創業され合同会社としてあり続けましたが、2021年8月に株式会社に代わり、成長著しい企業です。
国内最大級の昆虫食企業ということもあり、取り扱っている昆虫や加工食品の種類も非常に豊富です。
TAKEOの商品紹介
昆虫食最大手ということもあり、商品が非常に多いTAKEO。
そのため今回はおすすめの5品を紹介していきます。
- コオロギの佃煮
- コオロギの煮干し
- コオロギコーヒー
- タガメサイダー
- 広島大トロコオロギ
見た目では昆虫と分からないような商品もありますので、ぜひ食べてみてください。
コオロギの佃煮
香ばしい風味が特徴のコオロギと相性の良いクルミが佃煮になったこちらの商品。
ご飯のお供にはもちろんのこと、酒の肴にもなりますし、甘い味付けで出来ているためお子様のおやつ時間にもおすすめです。
こちらに使用されているコオロギは、兵庫県の自然豊かな「昆虫資源研究所クリケットファーム」で丁寧に育てらたコオロギ。
原産地も国内で安心していただくことができるのが嬉しいですね。
コオロギの煮干し
日本伝統の製法で作られたコオロギの煮干しは、臭みがなく旨味だけが凝縮されています。
煮干しに使われている塩は「沖縄の海水塩」が100%で、ほのかな甘味もあり、シンプルな煮干しではありますが素材にこだわっています。
旬の京野菜を食べて育った京都コオロギをふんだんに使用しており、昆虫食なのに親しみやすい味わいです。
お出汁や料理の具材にしてもいいですし、そのまま食べても美味しいですよ。
コオロギコーヒー
抽出されたコーヒーだけ見ると、全く昆虫食のように見えないコオロギコーヒー。
「昆Tuber」のかずきさんと国内トップクラスの焙煎士・西川隆士さんが共同開発し、本格的な昆虫コーヒーに仕上がっているそうです。
ブレンドするコーヒー豆もコオロギとバランスがとれるよう「ブラジルサントス」を採用。
コオロギの香ばしさもあり深い味わいのコーヒーです。
食品が苦手な方でも、飲み物であれば始めやすいのではないでしょうか。
タガメサイダー
コオロギコーヒーに引き続き、こちらも昆虫とは思えない見た目の商品です。
タガメエキスを0.3%配合しており、タガメが持つフルーティーな香りを楽しめるサイダーです。
そのまま飲んでもよいですし、リキュールと割る飲み方も新感覚でおすすめですよ。
見た目も気にならないので、昆虫食が初めてという方にもピッタリです。
広島大トロコオロギ
最後に紹介するのは商品名にもある通り、コオロギの中でも「大トロ」の広島コオロギです。
広島コオロギはアーモンドのみを食べて育っているため、含まれる脂質は通常のコオロギの1.7倍程度におよびます。
まさにコオロギ界の大トロです。
アーモンドのような甘い香りが特徴で、こちらの商品はローストしてあるため香ばしさもあり絶妙な味になっています。
そのまま食べても美味しいですが、スイーツにも相性抜群。いつものスイーツ時間に足してみるのもいいでしょう。
TAKEOなどの企業がなぜ昆虫食に注目するのか
ここまで沢山の昆虫食を開発しているTAKEOですが、なぜ昆虫食に注目しているのでしょうか。
その答えは環境だけではなく、人のためでもあるようです。
次世代のスーパーフードになりえるから
昆虫食には魚や肉にはない可能性が沢山秘められています。
例えばいま最も人気のあるコオロギは、小さい体でありながらもタンパク質を多く含んでいることが分かっています。
そのため効率よくタンパク質を摂取することができるうえ、低脂質でダイエット中の方や筋トレを頑張っている方にピッタリです。
またミネラルやビタミンなども豊富で、美容にも最適。
栄養価の観点から、次世代のスーパーフードとも呼ばれています。
これほど栄養が手軽に摂れるのはコオロギならではの特徴でしょう。
今後食糧危機が訪れた場合でも、昆虫食によってしっかり栄養を摂ることが可能になります。
国際目標SDGsへの貢献
国際的に掲げられている目標SDGs。
昆虫食は、飢餓や環境問題への対策としてうってつけの食材なのです。
世界ではすでに多くの企業がこの目標達成に向けて取り組みを始めており、その中で昆虫食を扱っていることも少なくありません。
世界情勢に遅れをとらないように、日本企業も大手だけでなくベンチャー企業合わせて昆虫食に取り組んでいます。
昆虫食の中でもコオロギが最もおすすめの理由
TAKEOでもさまざまな昆虫を取り扱っていますが、その中でもコオロギは特におすすめです。
なぜコオロギなのか、詳しく見ていきましょう。
エビのような味で食べやすく受け入れやすい
コオロギは加工しても味を邪魔することがなく、幼虫などと比較してもそのまま食べやすい、というのが1つ目の理由です。
味は香ばしくエビのような風味なので、未知の領域では決してありません。
販売されている商品は食べやすいような形になっているので、一度食べたらやみつきになるかもしれませんよ。
また加工もしやすく、せんべいやコーヒー、オイルなどさまざまな形で食べやすくなっています。
エサによって風味を変える特徴が面白い!
実はコオロギはエサによって風味が変わるのも特徴の一つです。
先程の商品紹介にあった広島コオロギは、アーモンドの風味。
また京都コオロギは京野菜を食べさせているため、少し和風な味わいだと言われています。
慣れてきたらコオロギの食べ比べをするのも楽しいかもしれませんね。
タンパク質は牛の3倍、エサの量は6分の1
コオロギは豊富なタンパク質に加え、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、オメガ3と数多くの栄養素を含んでいます。
コオロギ1匹で数多くの栄養素を一気に摂取できるため、コオロギは非常に価値の高い食材でもあるのです。
またキチン質という食物繊維も多く含まれており、野菜に含まれる食物繊維と同様、腸内環境をきれいにする効果もあります。
飼育に関してもエサの量が牛の6分の1、水なんてなんと6,000分の1など従来の家畜と比べると、全くコストがかかりません。
そういった飼育コストも、好まれている理由の1つです。
飼育難易度が低く量産しやすい
コオロギを生産する際は、上記の通り他の家畜と比べ必要な水やエサが圧倒的に少ないです。
また一定環境が整えば大規模な土地がなくても飼育することが可能。
約30〜40日程度で羽化するため、量産もしやすく、誰でもどこでも飼育できるのも、ここまで広まった要因です。
世界の最先端へ!TAKEOのようにSDGsに取り組む企業が増えてきている!
世界の最先端では昆虫食が扱われていることが分かりました。
TAKEOでは様々な事業に加えて数多くの昆虫食を生産しており、次世代フード生産の第一線を走っていると言っても過言ではありません。
SDGsも世界中で注目されているため、今後さらに取り組む綺語うが増えることも想定されます。
みなさんもこれからの食糧問題について昆虫食とともに考えてみませんか。
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