昆虫食と聞くと、つい目を背けたくなるようなイメージをお持ちではないでしょうか。

昆虫食は健康維持にも効果があると言われており、実際に日本でも昆虫食を生活に取り入れている方が増えています。

本記事では、昆虫食にはどのようなものがあるのか、初心者向けの昆虫食が何なのかを紹介していきます。

昆虫食にはたくさんの種類がある!

昆虫食として食されている昆虫は、約2000種類とも言われています。

たくさん昆虫食がある中でも、今回は日本で入手しやすく、初めて昆虫食を食べるという方におすすめなものを紹介します。

紹介する昆虫食のジャンルは、「ロースト系」や「オイル」、「パウダー系」、「飲み物」、「お菓子・おつまみ系」、「それ以外」の6種類です。

ジャンル別に昆虫食の特徴を紹介するので、初めて昆虫食に挑戦する方はぜひ参考にしてみてください。

ロースト系

ロースト系の昆虫食は、シンプルに昆虫をローストしたものです。

そのため姿形は昆虫そのものであることが多く、初心者にはハードルが高いとも言えます。

また昆虫の食感も直で感じるため、口に入れたものの噛むまでになかなか勇気が出ないという方も。

しかしロースト系の昆虫食は、調理法もシンプルで添加物がないこともあり、栄養価がとても高いことで注目されています。

ローストされた昆虫は、甲殻類のような味がすることが多いため、頭の中でエビやカニなどの甲殻類をイメージしながら食べることもおすすめです。

オイル

昆虫をオイルにしたものは、「食用昆虫オイル」と言われるものです。

食用昆虫オイルには、食用のために育てられたコオロギが使用されていることが多く、コオロギならではの香ばしい香りが特徴的。

食用昆虫オイルは普段使用しているオイルと同じように、炒め物やサラダ、パスタなどに使用することができます。

またコオロギが使用された「コオロギオイル」では、コオロギから抽出されたオイルが100%使用されています。

そのため昆虫ならではの栄養価を手軽に取り入れることができ、初心者にもおすすめです。

パウダー状

パウダー状になった昆虫食は、昆虫を細かく粉末状にしたものであり、ロースト系の昆虫食とは異なり昆虫の姿形が残っていません。

パウダー状の昆虫食の中には、昆虫に含まれているタンパク質が生かされた「プロテイン」や、普段の料理に使用することができる「塩や砂糖」などがあります。

昆虫が使用されたプロテインは、そのまま溶かして飲むこともおすすめですが、ホットケーキなどに混ぜても美味しいです。

飲み物

昆虫食の中には、昆虫を飲み物にしたものもあり、食べる昆虫食よりも昆虫を摂取しやすいです。

昆虫を使用した飲み物として代表的なものには、「コオロギコーヒー」や「タガメサイダーがあります。

どちらも昆虫が飲み物にそのまま入っているわけではなく、昆虫のエキスが配合されているものです。

コオロギコーヒーはコオロギならではの香ばしい香りが生かされており、えぐみや臭みなどは感じられません。

タガメサイダーは、昆虫が使用されているとは思えないほどのフルーティーな香りが特徴的で、幅広い世代から人気があります。

お菓子・おつまみ系

昆虫食のジャンルの中でも人気のあるものが、お菓子やおつまみ系の昆虫食です。

お菓子やおつまみ系の昆虫食には、「コオロギせんべい」や「未来コオロギスナック」などがあります。

どちらも美味しく食べることができる昆虫として話題になっているので、初心者にもとてもおすすめです。

コオロギせんべいは子供でも手軽に食べることができ、昆虫が使用されているとは見た目では判断できません。

未来コオロギスナックは、コオロギ以外に国産のお米が使用されているので、日本人の舌にも合う昆虫食として大人気です。

それ以外

先ほど紹介してきた5種類のジャンルには当てはまらない昆虫食もたくさんあります。

昆虫食として「コオロギラーメン」や「コオロギのバゲット」などが注目されており、どちらも通常のラーメンやバゲットと変わらず美味しいです。

コオロギラーメンは、パウダー状になったコオロギが使用されているため、コオロギが姿形そのまま使用されているわけではありません。

コオロギは甲殻類に近い風味があることから、その風味がラーメンの出汁や麺にも生かされています。

またコオロギのバゲットで楽しむことができるナッツを炒ったような香りは、コオロギならではの香ばしい香りによるものです。

どれも栄養価が高いので、初めは食べやすいものから!

昆虫食は商品の種類が豊富にあるので、初めからロースト系などのハードルの高い昆虫食よりも、初心者でも食べやすいものから挑戦するといいでしょう。

昆虫食はどれも栄養価が高いので、昆虫食の中でも栄養価の高いものを食べようとしなくても大丈夫です。

まずは食べやすそうなものを、見た目から選んでいくことをおすすめします。

チャレンジする種類を少しずつ増やしていき、自然に食生活に取り入れていきましょう。

コオロギはエビ風味で初心者向け

昆虫食として使用されることが多い昆虫が、「コオロギ」です。

コオロギはエビのような風味を楽しむことができ、さまざま昆虫食でもその風味が生かされています。

コオロギはエビの風味が強いので、エグミや臭さなどを感じることはなく、昆虫食を初めて食べる方にもおすすめです。

コオロギを食用として育てる上で、食用として出荷するまでに飼育費用がそこまでかからないことから、地球環境にもいい食材としても注目されています。

そのためコオロギを使用した昆虫食の種類は多く、食べ物だけではなく飲み物にも使用されているので、コオロギの活用の幅はこれからも広がること間違いなしです。

無印良品のコオロギせんべいなら初めてでも食べやすい

コオロギが使用されている昆虫食の中でも、初心者におすすめであるものが無印良品が販売している「コオロギせんべい」です。

無印良品のコオロギせんべいは、手軽に食べることができるサイズで、1袋55gとおやつにもぴったりな商品でもあります。

コオロギせんべいは、見た目だけではコオロギが使用されているとは判断がつきません。

そのため昆虫食だということを忘れるほど、美味しく食べることができます。

本当に美味しいと話題の昆虫食3選!

・それぞれ特徴を

ANTCICADA|コオロギラーメン

ANTCICADAが販売している「コオロギラーメン」は、ラーメンのスープや麺などにコオロギが使用されており、コオロギを余すとこなくふんだんに活用したラーメンです。

スープはコオロギ醤油がベースとなっており、コオロギラーメンという名前がついているものの、通常の美味しい醤油ラーメンと変わらず美味しいです。

コオロギラーメンのスープは、2種類のコオロギから出汁を抽出しており、魚介類から取ったスープのように味わい深さが特徴的。

またコオロギラーメンを家で作る時、メンマやチャーシューだけではなく、コオロギも食材としてトッピングすることができます。

TAKEO|コオロギの佃煮

TAKEOが販売している「コオロギの佃煮」は、コオロギとくるみを一緒に味わうことができる佃煮です。

コオロギは姿形がそのままなので、初めは目を背けたくなるという方もいることでしょう。

しかしコオロギの佃煮は、子供でも食べやすく甘い味付けが施されているので、比較的食べやすい昆虫食だとも言えます。

ご飯のお供としても大人気で、イナゴの佃煮があるように、コオロギの佃煮も食卓の主流になる日は近いことでしょう。

またTAKEOのコオロギの佃煮は、缶詰として販売されているので非常食として買っておくこともおすすめです。

MNH|未来コオロギスナック

MNHが販売している「未来コオロギスナック」は、オーガニックのコオロギと国産のお米で作られており、初めて昆虫食を食べる方でも抵抗なく食べることができるでしょう。

未来コオロギスナックは、タイではスーパーやコンビニなどで販売されているほど馴染みのある昆虫食であり、近年では日本でも食に取り入れている方が増えています。

フレーバーは近未来ラーメン味と、昆虫感を感じさせない美味しい味が特徴的。

昆虫食の種類は豊富で美味しい!初めての人は食べやすいコオロギから触れてみて!

数ある昆虫食の中でも、コオロギが使用されている昆虫食の魅力を理解できたのではないでしょうか。

食用コオロギは育てやすいと言われており、余すことなく活用することができるというところも魅力の1つです。

昆虫食はスーパーフードと呼ばれているほど健康維持にも効果が期待できるので、初めて昆虫食を食べる方はコオロギから挑戦してみましょう。

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